コリント式オーダーやアーチに新古典主義建築の特徴を有する建築物は、1908年にシャン族によって建てられた僧院であった。
正面と左右の階段から上階に直接入る構造となっており、ペディメントには太陽の象徴とも言われる孔雀が描かれている。
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1841年にシャン州(LoiLke/Mong Mao)からラングーンへ移住してきたシャン族の一団は、現在の6-9mile周辺に集落を作ったという。この僧院も、移住してきたシャン族たちによって同年に建てられた。1866年には新たな移住者たちがやってき、周辺のシャン族人口は増加していった。
人口の増加に合わせて僧院敷地内にも様々な施設が建設されていき、そういった中で1908年、新たな瞑想のためのホールとしてこの建物が建設された。
第二次世界大戦中の日本軍による占領時は、日本軍の兵士のための食堂や住居として使用されており、またその後は連合軍による爆撃で当僧院敷地内にあるいくつかの建物は破壊されてしまった。
独立後は再び瞑想ホールとして使用されていたが、現在はその役割を図書館へと変えている。
1988年及び1995年には大規模な改修工事が行われ、その美しい姿を今に伝えている。
なお、建物の裏手には2010年に新たにホールが建てられ、内部には竹で作られた仏像が安置されている。
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