ヤンゴン中心部から北へ10マイルほど、空港を越えたあたりにあるカトリック教会は1939年ごろのもの。11世紀のイングランド王であるエドワード証聖王(St. Edward the Confessor:c.1004-1066)の名を冠した教会で1938年10月13日に礎石が置かれた。なおこの日はエドワード証聖王の記念日である。
また礎石に刻まれたA.M.D.G.の文字はイエズス会の標語で"Ad Majorem Dei Gloriam(神の更なる栄光のために)"である。
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20世紀以降ラングーンの発展は著しく、それに伴う人口増加により市街地の拡張が行われていった。こうした中でもともとシュエダゴンパゴダ(Shwedagon Pagoda)の周囲にあった駐屯地が1928年にMingaladonに移転することとなる。
駐屯地の移転とともに、軍人やその家族のクリスチャンたちのために翌1929年にFrederick Whittakerがミンガラドンに赴任してき、活動を開始。その約10年後の1938年にこの教会の建設が始まった。
1941年に日本軍によるラングーン進駐が行われたが、駐屯地の近くという立地にもかかわらず大きな被害を受けることなく現在まで変わらぬ姿を見せている。
現在1000名ほどの信徒が存在するこの小教区では英語とミャンマー語によるミサが行われている。
また敷地内にはルルドの聖母を記念した祭壇があり、こちらは2005年に建てられた。
ルルドの祭壇 |
参考文献:
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