埼玉県川越市の丸広百貨店屋上にある「わんぱくランド」が今年9月1日に、51年の歴史に幕を下ろす。
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「もはや『戦後』ではない」と言われた昭和30年代初め以降、全国各地に屋上遊園地が開業した。
そうした流れの中、昭和43年(1968年)10月、中村製作所(現バンダイナムコアミューズメント)が丸広百貨店川越店の屋上に開業したのがこの「わんぱくランド」である。
当初2台の電動木馬から始まったというこのわんぱくランドは、その後観覧車を含む様々な遊具を増やしていき半世紀にわたり多くの家族連れを魅了し続けてきた。
現存する屋上観覧車は1992年から稼働している2代目のもので、2019年時点で屋上観覧車が存在するのはこのわんぱくランドの他、東急プラザ蒲田屋上にある「かまたえん」の幸せの観覧車のみである。
なお、名古屋三越栄店(旧オリエンタル中村百貨店)屋上には、現存する最古の屋上観覧車(1956年設置、2007年登録有形文化財)があるが、こちらは毎週末に人を乗せない形での運転をするのみである。
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そんなわけで閉園まであと半月ほど。
埼玉で育った僕にとって丸広はデパートの代名詞。丸広でおもちゃを買ってもらって、食事をして屋上で遊ぶ。これが豪華な週末の過ごし方だったんですよね。
思い出がまた一つ、消えてしまう。
最後の夏、是非わんぱくランドで会いましょう。
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