16th Blue Plaque.
ヤンゴンでも最も大きな市場かつ、観光客にとっても定番のスポットとなっているボージョーアウンサンマーケットは1926年に建てられた。
建設当初はScott's Marketと呼ばれ、その後日本による占領時代はYan Naing Market、そして独立後は現在のBogyoke Aung San Marketと、為政者とともに名称を変えていったこの市場はミャンマーの歴史の証人として存在し続けている。
2017年1月、Yangon Heritage Trustにより16番目のBlue Plaqueに指定された。
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ラングーンにおける最初の市営市場はイギリスによる下ビルマ併合直後の1852年に、Botahtaungに作られた。しかしこの市場はその他の私営市場(Suratee BazaarやBogalay Bazaar)に比べ、大きな成功を見せることはなく、設立から半年程度で多くの店舗が市場を去ってしまった。
その後、1876年に新たな市営市場としてStrand Roadに"Strand Bazaar"が設立され、こちらは市営市場としてそれなりに成功したと言われている。
1904年、港湾局が川沿いを埋め立て、Sule Pagoda Wharfの拡張工事の計画を立ち上げたが、その計画エリアの中にStrand Bazaarが入っていたため、この計画は頓挫しかけた。
途中第一世界大戦の勃発等交渉が進まない時期もあったが、1920年、長引く交渉の末Strand Bazaarが現在の場所へ移ることで決着がつくことになる。
そして1926年、A. C. Martin & Co.,による施工により新たに市場が建設され、当時ラングーンの弁務官であったGavin C. Scottの名前を取り"Scott's Market"と名付けられた。
市場では宝石や金、翡翠といった宝飾品から、絵画や骨董品といったお土産類、サンダルや生地や楽器など、様々な商品を扱う店舗が所狭しと存在しており、店舗の数は1,000を優に超えていると言われている。
また市場の北西は駅直結(Phaya Lan Station)になっており、使い勝手はともかくとして、鉄道でのアクセスも容易。
ちなみに、市場東側にあるLiberal Tailorという仕立て屋は、2013年に当時のアメリカ大統領Barack Obamaがミャンマーを訪問した際にスーツを仕立てたことでも有名。
その顧客リストにはNe Winもいたと言われている。
*月曜定休
当時のままのマンホール |
Phaya Lan Station直結 |
LIBERAL TAILOR |
MAP |
参考文献:
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