記紀によれば国産み・神産みを終えた伊弉諾尊は、最初に産んだ淡路島の多賀の地を幽宮(かくりのみや:終焉の住居)とし、その地で終焉を迎え、その住居の跡に神陵を築いて祀られたという。
これを起源とする日本最古の神社、伊弉冉神宮(日本最古の神社については諸説有り)。
この伊弉諾神宮本殿東には毛根を模した一風変わった碑が鎮座する。
髪は「カミ」の音の通り、「神」や「上」に通ずる語として古来より生命存在の象徴として、霊魂の宿るものと神聖化されてきた、らしい。
髪に宿る生命の尊さを伝えてきた日本特有の精神文化の継承や、髪を通して神仏に祈るという心の具現化、また生命誕生を司る大祖神である伊弉諾尊に対する髪の毛への感謝等、この碑に込められた想いは多岐に亘る。
またこの毛根の碑を触ったのち、その手で自身の頭部に触れたり、頭部を直接この碑に擦ると発毛に関するご利益があると信じられている。
毎年10月20日は「頭髪の日」として「頭髪感謝祭」が執り行われている。
参考:
リーブ21 石碑奉賛のプレスリリース
伊弉諾神宮(公式)
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