旧名 : Government Press Buildings
7th Blue Plaque
Minister's Office (Secretariant Office)のTheinbyu Roadを挟んで東側に位置する赤レンガ造りの建築物。Yangon Heritage Trustにより2015年10月に7番目のBlue Plaqueに指定されている。
スコットランド人建築家John Beggによる設計で1909年着工、1912年竣工。
John Beggによる設計はこの他Central Telegraph OfficeとCustom Houseがある。
現在は一般立ち入り不可。
厳密に言えば1906年に建設は始まったが、予算不足から工事は途中で止まり、しばらくの間放置されていた。1909年になって前述の通りJohn Beggが新たにファサードの設計を行いようやく工事が再開し、1912年に完成を見る。
ただしファサードに見られるギリシャ風(入口付近がドーリア式・二階部分はイオニア式)の柱等、装飾はコスト削減のためセメントで作られている(当時は石造りが一般的)。
完成当初はインドから届いた事務用品配給のための保管場所として使用されていた。
その後、政府発行の官報などを印刷する施設となる。
ビルマ独立後、各省庁からの要望により隣接する建物を吸収する形で拡大。
当時としては最新の印刷機が国外から輸入され、また職員は研修のためオーストラリアへ派遣された。1960年代には1300人の職員がこの場所で働いていたという。
2006年に首都がヤンゴンからネピドーに移り、この建物も役割のほとんどを新首都に譲ったが、現在でも規模を縮小してはいるものの一部が稼働しており、1912年の完成から現在に至るまで、ほとんど役割を替えずに現在に至るまで稼働を続け、激動のヤンゴンを見つめ続けている。
参考文献:
Serindia Publications, Inc
Dom Pub
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