名古屋駅の桜通口を出ると正面にはパゴダがある。その名もシュエナゴヤパゴダ(Shwenagoya Pagoda/ရွှေနဂိုရဘုရား)。
銀色に輝くその姿はまさに名古屋の象徴と言っても過言ではない。
スポンサードリンク
というわけで名古屋駅前にあるモニュメント、「飛翔」。
これネットで初めて見た時からパゴダだ!!どう見てもパゴダだ!!と思っていたんですが、いざ実物を見てもその感想に変わりはありませんでした、これはパゴダ。
ミャンマーに行ったことある人なら共感してもらえるんじゃないかと思いますが…如何でしょうか。
さてこの「飛翔」、1989年(平成元年)に名古屋市制100周年を迎えるにあたって設置されたもの。
「過去から未来への発信」をテーマに1987年度(昭和62年度)に公開設計協議を行い、応募作品109点の中から当時大成建設名古屋支店に勤めていた伊井伸の作品が選ばれた。
高さ23m、底面の直径21m、構造を支える16本のステンレスパイプと96本の化粧パイプの計110本のパイプにより構成されており、噴水ホースと高圧ナトリウム灯も備わっているものの、噴水は強風の際に車に水がかかる、路面凍結の恐れがある等の理由で2001年に運用停止。またナトリウム灯も故障が原因で現在は通常時は使用されていない。
ちなみに地下街のユニモールからつながる連絡通路もあり、災害時には一時避難場所としても使用が可能だとか。
設計した伊井によれば、このモニュメントは縄文土器の縄をイメージし、市制100周年に向けて市民が大きな輪になって新しい街づくりを進める様子と、21世紀に向けて情報を世界に発信する名古屋を象徴するようにデザインしたとか。
2027年のリニア中央新幹線に開業に向け、名古屋駅前の再整備が計画されており残念ながら2020年度中の解体が決定している。構造上そのままでの移設は難しいことから一度解体したうえで、名古屋市中村区の再開発地区「ささしまライブ」に移設される方向で調整中となっている。
ちなみに2011年に放送されたアニメ「電波女と青春男(原作:入間人間)」の第一話及び第三話でその姿を確認することができる。聖地巡礼希望の方はお早めに。
また2013年には名古屋市内の学生がこのモニュメントに登る事件が発生している。
参考:
都市造形研究所(代表取締役:伊井伸)
ぶらり聖地巡礼の旅(電波女と青春男)
ティ(Hti)はない |
2020/03撮影
スポンサードリンク
0 件のコメント:
コメントを投稿