Commonwealth War Graves Commissionにより管理・運営されている墓地。ミャンマー国内にある3つの墓地の中で最大規模のもの。
ヤンゴン北郊外に位置し、市街地からはかなり遠いが以下のバスでアクセス可能(200ks)。
・37番(Maha Bandula Road)
・41番(Thakin Mya Park)
・90番(Hledan)
詳細はJICA作成のバスマップを参照。
JICA Bus Map(PDF)
タクシーの場合は10,000~15,000ks程度。
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第二次世界大戦のビルマの戦いにおいて、Meiktila、Akyab(現Sittwe)、Mandalay、Sahmaw(Myitkyina西)で死亡し現地で葬られた兵たちの墓を、維持管理の観点から当地に移設することが決まり、1951年に移設作業が始まった。
しかしながら戦後の不安定な政情から作業は遅れ、最終的にこの墓地が正式なオープンを迎えたのは1958年の2月9日まで待たねばならなかった。
なお、その間に多数の墓が失われてしまったと考えられている。
また上記の4地域以外からも、ビルマ全土の民間墓地や、ジャングル、路傍に葬られた墓、加えて第一次世界大戦により死亡した52名の墓もこちらに移設された。
なお墓地はRangoon Memorial、Taukkyan Cremation Memorial、Taukkyan War Cemeteryの3つに分けられている。
敷地中央に位置する巨大な記念碑(Rangoon Memorial)はH. J. Brownによる設計で、上述の通り1958年2月9日に極東陸軍指揮官のFrancis Festingにより除幕式が行われた。
こちらの壁面には計26,857名の死者の名前が刻まれており、碑の中央には英語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、パンジャーブ語(グルムキー文字)で鎮魂の言葉が刻まれている。
またこの記念碑を中心として周囲に6,426名(6,374名:WWII+52名:WWI)の墓があり、そのうち867名分が不明者の墓となっている。
敷地内東側奥には宗教上の理由から荼毘に付された1,060名のための碑(Taukkyan Cremation Memorial)が、また敷地南側にはビルマ国内で葬られ、維持管理の点から移設された46名のための碑(Taukkyan Memorial)がある。
ヤンゴンとマンダレーを結ぶ道路脇にありかなり騒がしく、また現在はすっかりデート・ピクニックスポットになってしまっている。
Open Daily : 07:00-17:00
参考:
Commonwealth War Graves Commission(外部リンク)
The Rangoon War Cemetery(Sanchaung)
Thanbyuzayat War Cemetery
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