消えたパゴダ 鬼怒砂丘慰霊塔再訪

Address : 茨城県常総市若宮戸


茨城県常総市の鬼怒川沿いにある鬼怒砂丘慰霊塔。
この慰霊塔は第33師団(通称号:弓)歩兵第213連隊の一員としてインパール作戦に従軍し、奇跡的に生還した故稲葉茂により1989年(平成元年)4月にミャンマーの象徴ともいえるパゴダを模して建立されたものであった。

が、そのパゴダを模した上部がなくなっているというツイートを見たので先日確認に行ってきました。鬼怒砂丘慰霊塔に関する記事は下のリンクからどうぞ。

参考:


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ご覧の通り上部のパゴダ部分が完全になくなっております。
関係者に確認したところ、パゴダ部分の撤去は2020年(令和2年)9月に完了したとのこと。地震や水害、経年劣化により亀裂が入ったことから安全のために撤去したそうです。
なお、内部に奉安されていたというミャンマーから贈られた仏像並びに仏舎利については、現在も変わらず奉安されているとのこと。また慰霊塔自体の撤去予定は現段階ではないそうです。



現状最上部まで登ることは可能ですが、かなり傾いているので今後立入禁止になる可能性が高いのかなと感じました。また記帳台は旧パゴダ部分の1階層下、鐘のあるところに移されております。


既に終戦から75年以上が経過し、慰霊碑/慰霊塔の中には撤去されたものや存続の危機にあるものも多いというが、この鬼怒砂丘慰霊塔がこれからもこの地にあり続けることを願う。










2022/12撮影




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