Address : 福岡県久留米市篠山町444 篠山神社境内
久留米城址に立つ篠山神社の境内には2つのビルマ関連碑がある。
そのうちの1つが、第56師団(通称号:龍)捜索第56連隊の慰霊碑で、1976年(昭和51年)に同隊生存者により建立された。
参考:
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第56師団、通称号は龍。
1940年(昭和15年)8月に久留米で新設された師団で、捜索第五十六連隊も同時に編成された。1942年(昭和17年)2月に門司港を発ち、仏印サイゴン(ホーチミン)を経由して3月26日にラングーンへと上陸した。師団の先頭部隊として第55師団とともに北上しトングーを占領、更に北上を続けてミイトキーナ(ミッチーナ/Myitkyina)までの約1,400kmを1月程で走破したという。なお、この行軍に関しては各地で英印軍の車両や武器、ガソリン等を鹵獲したことに加え先遣隊として本隊の進軍に大きく貢献したといわれている。
その後はビルマ・中国国境付近の警備、雲南・北部ビルマを転戦し、1945年(昭和20年)3月以降は泰緬国境方面へと転進し、終戦を迎える。
この慰霊碑は同隊の生存者により1976年(昭和51年)9月に、亡き戦友と戦後物故者の御霊を平和への礎として、光機ある龍捜索56連隊の青史を永遠に記し留めることを目的に建立された。
篠山神社拝殿 |
2021/11撮影
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