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曹洞宗巨嶽山観音寺の境内にあるビルマの塔と名付けられた慰霊碑。
パゴダを模したと思われるこの碑は、野戦重砲兵第三連隊の戦友会であるイラワジ会により、終戦から33回忌に当たる1977年(昭和52年)に建立されたもの。
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同隊の歴史は1918年(大正7年)12月に和歌山県で編成されたことに始まる。
1920年(大正9年)三島へ移転。太平洋戦争においては1941年(昭和16年)に名古屋港を出発し台湾を経由し第25軍隷下部隊としてマレー作戦などに参加した。
その後、1942年3月に第15軍に編入されラングーンへと上陸し、ビルマ攻略作戦の各作戦に参加した。
1944年(昭和19年)3月8日にインパール作戦が始まると南からインパールへと進軍していった。同隊は第33師団右突進隊としてモーレイク(မော်လိုက်)地区から北上し、パレル(Pallel)を経由しインパールを目指したが、パレル攻略戦において多くの犠牲者を出した上、攻略もできないまま7月3日に作戦中止となる。
その後はマンダレーに向け撤退し、以降イラワジ会戦やメイクテーラ会戦などに参加、終戦を迎える。
終戦から数えて33回忌にあたる1977年(昭和52年)8月15日、同隊の戦友会であるイラワジ会により観音寺境内にこのビルマの塔は建立された。なお、当山に建立されたのは観音寺の十二世智海俊道和尚も同隊に所属し、生還した1人であったことによる。
2020/09撮影
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