歴史的な建造物が多く残るBogalay Zay RoadとMerchant Roadの角に位置する3階建ての白亜の建物は、植民地下のラングーンにおいて3大高級ホテルとして名を馳せたRoyal Hotelであった。
(*残りの2つはStrand HotelとMinto Mansionsで後者は現存せず。)
施工会社は広東系のAh Pawn & Company(1886年設立)。
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1904年に開業したロイヤルホテルはSaxton and Stewartによる経営で、ラングーンのホテルとしては最初にエレベーターを導入するなど、最新の設備を有し"the Only British Hotel in Town"の宣伝文句とともに多くの宿泊客のビルマ滞在に華を添えたという。
最大で125名の宿泊客を受け入れることができ、巨大な食堂やビリヤード室、自家発電による電気供給も可能で、屋上には広々とした庭があり、ラングーンの街と港を一望できたという。
1918年に経営者の1人であるRichard John Saxtonは引退し、以降はCharles Stewartにより経営が続けられた。
なお、1920年発刊の「ビルマ事情」にも同ホテルの名前が邦人が多く泊まるホテルとしてストランドホテルとともに紹介されている。
屋上 |
参考文献:
Arnold Wright
White Lotus Co Ltd
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