本日9月27日は、長井健司氏の命日です。
長井氏は愛媛県今治市出身のジャーナリスト。1957年8月27日生まれ、2007年9月27日没。享年50歳。
11年前の2007年9月27日、ヤンゴンでの反政府デモを取材中に軍兵士により射殺された。
なお、このデモを「サフラン革命」と呼称する場合があるが、この名称に関しては根本氏が指摘している通り正確ではない。
以下、「物語ビルマの歴史 王朝時代から現代まで」より引用。
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長井氏は愛媛県今治市出身のジャーナリスト。1957年8月27日生まれ、2007年9月27日没。享年50歳。
11年前の2007年9月27日、ヤンゴンでの反政府デモを取材中に軍兵士により射殺された。
なお、このデモを「サフラン革命」と呼称する場合があるが、この名称に関しては根本氏が指摘している通り正確ではない。
以下、「物語ビルマの歴史 王朝時代から現代まで」より引用。
ちなみに、この二〇〇七年九月の僧侶と市民による軍政への異議申し立てを「サフラン革命」と呼ぶ人々がいるが、この呼び方には問題がある。第一に、見ればすぐにわかることだが、ビルマの僧侶らの来ている僧衣はサフラン色ではなく柿色である。ビルマにおける上座仏教の長い歴史のなかで確立された色であり、それを別の色で表現することは失礼であろう。第二に、これが「革命」を意図したものだったのかという疑問がある。僧侶らと一緒に立ち上がった市民の側の意識については横に置くとしても、僧侶らは政治的革命を求めたというよりも、国民に対し無慈悲な軍政に対する「反省」を求めたといえる。読経行進を基本にしたデモは何よりもそれを象徴していた。
「物語ビルマの歴史 王朝時代から現代まで」 根本敬 (2014)
長井氏は2007年9月25日に反政府デモを取材するために「観光ビザ」で入国。
27日、スーレーパゴダ近くでデモを撮影していたが、軍の治安部隊により射殺される。
ミャンマー政府側は治安部隊が発砲した際に前からの流れ弾に当たったと説明したが、実際の映像を見ると至近距離から発砲されているのがわかる。
なお、長井氏が撮影に使用したビデオカメラはミャンマー政府に没収されており、日本側はビデオカメラの返還を求めているが、2017年の時点で返還されておらず、今のところ特に進展はないとのこと。
『真相報道 バンキシャ!』 2008/09/28放送 (1)
『真相報道 バンキシャ!』 2008/09/28放送 (2)
04.10.2011-Kenji Nagai Documentary - 民主ビルマの声 (Democratic Voice of Burmaor)
参考:
27日、スーレーパゴダ近くでデモを撮影していたが、軍の治安部隊により射殺される。
ミャンマー政府側は治安部隊が発砲した際に前からの流れ弾に当たったと説明したが、実際の映像を見ると至近距離から発砲されているのがわかる。
殺害された現場は、スーレーパゴダから一本北のAnawraht RoadとSule Pagoda Roadの交差点東側。
なお、長井氏が撮影に使用したビデオカメラはミャンマー政府に没収されており、日本側はビデオカメラの返還を求めているが、2017年の時点で返還されておらず、今のところ特に進展はないとのこと。
2018/09撮影
ロイター通信より
Photo by Adrees Latif
『真相報道 バンキシャ!』 2008/09/28放送 (1)
『真相報道 バンキシャ!』 2008/09/28放送 (2)
04.10.2011-Kenji Nagai Documentary - 民主ビルマの声 (Democratic Voice of Burmaor)
参考:
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